返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性に影響される、というのも思考の近道を提供してくれるからだそうだ。
例えば権威、専門家の例だと医者によるアドバイスがあったとして、素人がそれを疑ったり覆したりするのは知識的に難しいし誰もやりたがらない=思考の近道を使う、素人はいちいち考えないし考える力もないから受け入れる。
でも、専門家が言ってることはいつも正しいのだろうか?
素人にできることはなんだろうか?
医者の場合はセカンドオピニオンを活用すればよい、他の専門家の意見も踏まえて総合的に判断できる。
思考の近道を活用しつつも相手に影響力の武器を使われていないか?というのをちょっと疑ってみるだけでもいろいろ結果が変わりそう。
女性アイドルなんかは好意、社会的証明、希少性、一貫性の合わせ技を使ってる。
あ、いま、目の前のひとに一貫性のトリガー引かれちゃってるなとか。
こんなこと全く考えずに生きてきたけど、もっと早く読んでおけばよかったと後悔している。
- 返報性=恩
- なにかしてもらったらなにかしてあげたくなる
- 試食、フリーミアム、バレンタイン、誕生日プレゼント、コンビニ・トイレ・バイ
- 嫌いな人、欲しくないものでも作用する、多く返したくなる
- 対策=本当に返報性を維持する必要があるか?
- 一貫性=約束
- 自分の決断を正当化したくなる
- 譲歩的要請法=ドア・イン・ザ・フェイス(寄付)
- 段階的要請法=フット・イン・ザ・ドア(10分だけお話させて)
- 承諾先取り法=ローボールテクニック
- 松竹梅
- 対策=本当に一貫性を維持する必要があるか?
- 社会的証明=状況判断
- 自分に確信を持てないとき他人が何を正しいと考えているかに基づいて判断する
- 行列、ランキング
- 不確かさ、類似性=みんなが選んでるから
- 集合的無知
- 対策=重要なことは自分で考える、調べる、決断する
- 好意
- 好意を持ってるひとからの頼みは断りづらい
- 外見の魅力、類似性
- 美男美女、外見がいい=中身もいい
- 世界一の営業マン、ジョー・ジラード
- 対策=外見で判断しない
- 権威
- ひとは権威に弱い
- 肩書、服装、装飾品
- 先生、学者、専門家、上司、有名人、インフルエンサー、スーツ(年収、ブログ収入、商社勤務、外資コンサル)
- 対策=セカンドオピニオン、別の専門家にも確認する
- 希少性
- 手に入りにくいものに価値を感じる
- 期間限定、数量限定、競争相手(他に買いたいひとがいる)
- 心理的リアクタンス=選択の自由が奪われる、損失回避
- 対策=それって本当に必要?
- その他
- 高価なもの=よいもの
- 判断のヒューリスティック
- コントラストの原理
- 成功の囚人=サンクコスト
- 良い刑事悪い刑事