読書

「ポール・マッカートニー作曲術」を読んだ

2021年6月27日

メロディ、コード進行、作曲テクニック、ベース、作詞、ボーカルテクニック、実際の曲の解説などが記載されていてボリュームが多い、作曲する際に逆引きとして使えそう。

本が分厚くて本を開いたままギターを弾いて試せない、電子書籍が発売されたら買い直したい。

個人的に面白かったのがドリアンの4度。

6度じゃないの?と思ったらスケールではなくコードのIV7のことだった。

ドリアンの4度(=IV7)

Aマイナースケール ラシドレミファソラ Am7 Bm7b5 CM7 Dm7 Em7 FM7 G7
Aドリアンスケール ラシドレミファ#ソラ Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7b5 GM7
例:Am D7 Am D7 CM7 Bm7 Am7 GM7

Norwegian Woodのような雰囲気が出せるとのこと。

0:31から始まるBメロのShe asked me to stay and she told me to sit anywhereの部分の同主調マイナーに転調してのIm IV7 Im IIm7 V Iの部分。

マイナースケールのIm IVm7だと原曲と違う、全音下に部分転調してツーファイブのようにも見えるけどここでドリアンの4度が使われている。

ビートルズのコード進行レボリューション#9のP39のNorweigian Woodを見ると2カポでDm G Dm Em Aとなっている。

IV7はどこにも出てきてないけどGは3和音なので問題なし。

トニックマイナーをツーファイブにするのはビートルズの十八番とのこと。

この本はビートルズのたくさんのアイデアと解説がまとまっていて読んでよかった。

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