イーロン・マスクが喜々としてロケットの製造工程について話しているのが印象的。
基礎数値についてもしっかり会話の中に登場していることから積極的に開発に関与していることが伺えます。
イーロン・マスクの5ステップ
- あなたの要件はばかばかしい
- (SpaceXに採用されるような)頭のいい人の要件だとしてもばかばかしい
- 誰であろうと間違うから
- プロセスを削除する
- ときどき追加し直してなければ十分に削除されていない
- フィンを折りたたまないでください
- それは私たちが必要としないメカニズム
- 「念のため」は後から追加できる
- 要件や制約がある場合は名前が書かれていなければならない
- 質問するときは部門ではなく人に質問するから
- その要件を渡した人が責任をもって行動しなければならない
- そうでなければ、2年前のインターンがランダムに思いついたものと同じ
- 要件について責任を取らずにいなくなってしまう
- シンプルか最適化(Simplify or Optimize)
- 優秀なエンジニアが最適化すると一般的に失敗している
- 学校で質問に答えなければならないと教育されてきたから
- 単に存在してはならないものを最適化していないか?
- 高速化
- 自動化
5ステップの逆行
このようなステップを踏むべきなのに、逆行による失敗を何回も繰り返しました。
自動化して高速化して最適化してプロセスを削除しました。
最終的に削除することになったグラスファイバーマットの件などのミスを何回もしてきたとのこと。(動画の22:20あたりから)
製造のボトルネックになっていたグラスファイバーマットの製造を自動化して高速化して最適化してプロセスを削除したとのこと、5ステップを逆行しています。
現状運用されている業務があって、その業務について自動化や高速化を求められている場合は要注意です。そもそもの要件がバカな可能性を疑ってかかるべきです。(とはいえすべてを疑うのはコストがかかりすぎてしまうのでケースバイケースではあります)
SpaceXのような世界中から超優秀な人材が集まってくるような組織でもこのような問題が起きています。
多くの現場にはそんな超優秀な人材はいないわけで、このようなことが毎日のように起こっていてもおかしくありません。
これらを意識すること少しでも減らせるといいですね。